Muraenesox cinereus
みなさん、こんにちは
みなさんはMuraenesox cinereusをご存じでしょうか?
多分わからないでしょう
答えは関西の高級食材で有名な「はも」の英語表記です。
「はも」は鋭い歯を持っていて、「歯持ち」、あるいはよく咬みつくことから「食む」(はむ)が変化した呼称といわれています。うつぼの仲間なので少々気性が激しいのです
「はも」は祇園祭や天神祭などの暑い季節に長いものを食べると精力が付くとして、鰻と共に食べる風習があり関西の夏の味覚の風物詩になっています。
逆に関東では関西の消費量の約10分の1しか消費しません。
「はも」には長くて硬い小骨が非常に多く、食べるには「骨切り」という下処理が必要です。これは腹側から開いたハモの身に、皮を切らないように細かい切りこみを入れて小骨を切断する技法で、下手にこれをやると身が細かく潰れてミンチ状になってしまい、味、食感ともに落ちてしまうため熟練の料理人にしかできません。「はも」は特殊調理食材なのです
当館でもこの「はも」を使った料理をご用意しております。
上記料理は「はも会席」です。
太陽が反抗期を迎えて狂ったような真夏日が続く8月、はも料理を食べて疲労回復をしてみてはいかがですか?当館の熟練の技を持つ調理師と美人の仲居が「はも」のように首を長くして皆さんのご来店をお待ちしております
渇いたまま僕らは駆け出したんだ
ごまかせない心に気づいたから…. フロント 菅居