「大阪」の記事一覧

夜の中ノ島はおすすめです!



最近なにかと『中ノ島』あたりを
ウロウロする機会が多いのですが、
工事も一段落してきれいになりましたね。
おしゃれなカフェも出来て、
夜の散策にもいいスポットになりそうです。
そんな中ノ島から本日は
『中ノ島中央図書館』
の話。。
この図書館。
皆さん行ったことはありますか??
実は私も一回しか行ったことがないのですが、
ほかの図書館とは建てられた経緯が違うんです。
それは明治21年。
大阪唯一の図書館『書籍館』(しょじゃくかん)が
経営難で閉鎖されたことから始まります。
市内の人々は再開の声を上げますが、予算がなく
なかなか受け入れられませんでした。
そんな中。
それを聞いた、住友吉左衛門が、
なんと!当時のお金で建設費20万、
図書購入費5万の寄付を申し出たのです!!
この寄付をきっかけに、
住友家の技師、野口孫市(当時28歳)をはじめ、
住友家の人々を中心に『中ノ島中央図書館』は誕生したのです。
そんな『中ノ島中央図書館』は
現在、70万冊、三千人以上が訪れる大阪最大の図書館といわれ、
『中央公会堂』とともに、”大阪商人”たちの遺産として今も輝いています。

中ノ島の『風邪引き新地』!



今日は、
昨日とうって変わって雨模様。
天気や気候がこんなに変わると
風邪をひきやすくなってしまいますね。
そんな話から今日は
前回、ご紹介した
『難波橋』の北側にある
『中ノ島』の『カゼヒキ新地』の話。
1760年ごろまで、
中ノ島の東側の最先端は、現在の中央公会堂あたりまでで
その東端は
『山崎ノ鼻』
と呼ばれていました。
当時、
“先端”のことを“鼻”といい、
その東端にあったのが山崎主税助厚義の屋敷。
(やまざきもんどあつよし)
それで『山崎ノ鼻』と呼ばれるようになりました。
その後、
その『山崎ノ鼻』の更に東側に新しく土地を作り、
築地したことにより人々に
『鼻からハナが出てきた!!』
と言われ
『風邪引き新地』
と呼ばれるようになりました。
大阪人らしい洒落っ気たっぷりの名前です。。

パリを想わせる『大阪の橋』?!



今日は日曜日。
太陽が天辺に来ると、
多くの人たちが
ハンカチなどで光る汗を
ぬぐっていました。
ちなみに
私はハンカチ派ではなく、
日本手ぬぐい派です。
さて、
中ノ島に架かる橋の1つ。
『難波橋』
通称、
『ライオン橋』。
この橋は、
この間紹介した『高麗橋』と同じく、幕府管轄の“公儀橋”で、
元はもう1つ西側の筋にあったのですが、
“市電”を通すため現在の『堺筋』に架け替えられたそうです。
そして、その“市電”は
当時、開館された『天王寺動物園』まで続くように作られたといわれています。
また、この橋。
欄干にそれぞれ立派な“ライオン”がいるのですが、
これがなぜ“ライオン”なのか??ということで幾つかのいわれがあるそうで、
『天王寺動物園』ができたから、“百獣の王”のライオンになったとか、
『中ノ島』を“パリ”の『シテ島』にイメージして、
そこに架かる『アレキサンダー橋』にあやかり“ライオン”にしたとか、
果ては、当時、ここから16の橋が見えて、4×4=16(しし十六)という
わけのわからん説まで出たほど!!
しかし、真相は闇の中のようで、建てた人のみが知っているという
なんとも大阪らしい話です。
ぜひ近くをお寄りの際は渡ってみて下さい。
ここからの中ノ島の景色はまさに“パリ”!?を思わせますよ。

大阪を代表する橋といえば・・・。



今日は太陽がサンサンと光る一日。
だんだんと暑くなってきましたが、
梅雨ももうすぐだそうです。。
今のうちにまち歩きを
されるのもよいかもしれません。
さて。
大阪にはたくさんの『橋』がありますが、
その中で今日は大阪を代表する『高麗橋』をご紹介。
以前に、
大阪と奈良の関係でも紹介した『高麗橋』。
この橋は大阪で一番古い『公儀橋』で、
『擬宝珠』もありその威厳を今も保っています。
江戸時代。
京街道や中国街道・紀州街道などの起点となる
『里程元標』が橋の東詰にあり、ここから距離や車馬賃を計算しました。
また、西詰には町奉行所の制札場があり、
ここで時代劇でよく見るお尋ね者などがあったのかもしれません。
それから明治三年には
大阪で最初に鉄橋が架けられ、イギリス製だったそうです。
大阪を代表する橋
『高麗橋』
一度行ってみてください。

大阪にもいた!?○○小僧!!



今日の夕立はちょっとすごかった。。
さて。
どこの町にも『観光名所』はあります。
例えば
“お城”や”橋””教会”に
“宮殿””お寺”に”神社”などなど・・・。
そんな中。
もちろん大阪の老舗飲み屋街、
『十三』にもあります。
それが、
『小便小僧』?!
『えっ!?小便小僧ってベルギーちゃうん!?』
と思っている方。
そうなんです。
実は『十三』にもあったんですよ!!
その名も
『見返りトミー君』。
しかし、
なぜ『十三』に『小便小僧』??
それは、
『ベルギーの王子が小便で爆弾の火を消した』
という話とは全く違う話。
この『十三』。
飲み屋さんが多く、お客さんが飲んではトイレへ行くのですが、
当時、飲み屋の付近にトイレがなく、
お客さんが店の裏側で小便をしていたことから
この付近を『小便横丁』と呼ぶようになったそうです。
普通ならばイメージの悪い話で、隠したがることなんでしょうが
そこが、この『十三』のたくましさ!!
それを逆手に取り、
ここに『小便小僧』を作ったのです。
大阪っておもしろいなぁ。