『芸術は短し、貧乏は長し』
『芸術は短し、貧乏は長し』
昭和九年の今日に亡くなった
『直木 三十五』の最後の言葉だそうです。
毎年、
作家を目指す人たちの登竜門とされる
『直木賞』。
今年は
『道尾 秀介』さんと
『木内 昇』さんが受賞されました。
その『直木賞』の元となった
『直木 三十五』が大阪出身であることは
あまり知られていません。
大阪の当時、南区と呼ばれていたところにある
内安堂寺町(空堀のあたり)で生まれました。
薬局に勤めたり小学校の代用教員などをしたり、
また自ら会社をおこしたりしましたがどれもなかなか上手くいかず。
その後、
雑誌の編集の仕事を始めたころから小説を書き始めました。
当初、
ペンネームは書き出したころの年齢三一歳にちなんで
『直木 三十一』とし、
その後年齢を重ねるごとに数字を増やし改名していきました。
書く作品はどれも鳴かず飛ばずでしたが、
『直木 三十五』に改名したのち連載した
『南国太平記』で一気に売れっ子作家の仲間入りを果たします。
しかし、
売れた時期は短く、
すぐに病魔におかされ肺結核が原因で亡くなりました。
この時四十四歳。
その早すぎる死を悼み、
功績をたたえて友人の『菊池 寛』さんが
『直木賞』を立ち上げ、今日に至ります。
『芸術は短し、貧乏は長し』
一言で彼自身の人生を表しています。
昔は『活動写真』と呼んでいました。
お昼はだいぶと暖かくなってきた今日この頃。
洋服選びがなかなかむずかしいです。。
さて、今日は『活動写真』の話。
今やテレビは『2D』から、
まさかの『3D』へと移り変わるこの時代。
『映像』はさらに美しくリアルになって来ました。
その『映像』というものの元をたどると『明治時代』へとたどり着きます。
フランスから『「シネマトグラフ』なる機械を輸入した
『稲畑 勝太郎』が当時『戎橋通り』にあった
『南地演舞場』で『じどう写真会』と銘打って
上映したのが最初といわれています。
その後、
『スクリーン投射』の出来る現在の映画の元といわれる
『ヴァイタスコープ』なるものを作った
『エジソン』本人から直接購入したといわれている
『荒木 和一』が西区の『新町演舞場』で
『活動写真』という名で上映しました。
そして、
『ヴァイタスコープ』の映像と
『蓄音機』の音と合わせて上映されることにより
『活動写真』は庶民の娯楽へとなっていきました。
それが現在の『映画』や『テレビ』へと進んで今日に至ります。
昔の人たちが現代の『活動写真』を見たら
それこそ、目玉が飛び出るぐらいビックリするでしょうね。。
今も『檸檬』が贈られています。
今日の朝は晴天でしたが、今は雨。。
季節の変わり目のこの時期は天気が分かりませんね。
さて。
今日、2月17日は『梶井 基次郎』の誕生日。
大正14年に発表された代表作の短編『檸檬』は
何ともいえない少年時代のいたずら心を素直に表した作品で、
近代文学の原点のような作品といわれています。
大阪千日前も舞台となっている
『夫婦善哉』の作者
『織田 作之助』も『梶井 基次郎』のことを絶賛しています。
またその他の作品は
『冬の日』
『櫻の樹の下には』
『闇の絵巻』などありますが、
『檸檬』に比べるとネガティブかつ繊細で
表現が難しいように思います。。
それは『梶井 基次郎』自身が幼少時代から
病弱で病を患っていたところにあるのかもしれません。
結核におかされ、31歳という短い生涯を終えた
『梶井 基次郎』のお墓には今もファンから『檸檬』が贈られています。
『梅林』を見に行っては。
今週はビックリするほどの『雪』が降ったり、
かと思いきや、こんだけきれいな『晴天』になったりと
最近の天気はよくわからないですね。
それでも
少しずつ“春”へ向かっています。
大阪城の『梅林』も2月下旬のこれからが見ごろ。
平日にもかかわらず多くの人たちが写真片手に訪れています。
元々この『梅林』は1972年(昭和47年)。
現在の大阪府立北野高校(旧制北野中学)の
開校100周年記念としてそのOBの人たちが大阪市に寄贈したのが始まり。
寄付された22品種、880本の梅の木を元に1974年に梅林が開園しました。
その後、色々な種類の『梅林』が植えられ、
現在では品種の数、西日本一ともいわれています。
またその昔。
『梅』の名所は大阪城周辺ではなく、
今は『桜のメッカ』となっている『桜ノ宮』周辺が『梅』の名所であったそうで、
あの『大塩 平八郎』も見に行っていた!?ともいわれています。
これからどんどんと温かくなる季節。
『桜』の前に『梅』を見に行っては。。
あなたはどっち??
まだまだ寒い日が続く2月。
やっぱりこんな寒い日は
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